サビアンシンボルについての書籍のご紹介です。
サビアンシンボルの本を探すと真っ先におすすめされる、「愛蔵版サビアン占星術」(松村潔著)ですが、現在、廃版でどこにも在庫がない状態が続いています。(2021年5月末現在)
この半年くらい、ネットや書店で探してみていますが、まっっったく見つかりません…。
占いを勉強していて、サビアンの知識に触れようと思ったら真っ先に候補が上がる書籍ですが、プレミア価格だとなかなか手が出ない。
サビアンシンボルに触れられる本はないの…?と思った時におすすめなのがこちら。
「ディグリー占星術」
松村潔先生が執筆した2012年に発売された書籍です。
出版社のホームページはこちら。
定価は2640円+税
ディグリー占星術」とは、ホロスコープに明示されている「ディグリー(=度数)」から自分自身を深く読み取るためのもので、1度から360度までの度数の意味を説明したサビアンシンボルと違い、12サイン共通の1度から30度までの各度数の意味を解き明かしたものです。
12サインでの個性の差はあれども、共通のテーマは存在します。例えば、5度は「冒険と刺激」というテーマです。4度の普遍性をエネルギー源として新たな冒険にチャンレジしようとする度数です。16度では「殻が打ち破られる」です。15度でサインの力がピークを迎え、その折り返し、または方向転換が始まる度数なのです。
このようにして、1度から30度までの度数の物語を説明していきます。
さらに、12サイン別の度数のテーマも合わせて取り上げていますので、サビアンシンボルとして勉強されたい方にも最適です。
出版社の紹介ページより
タイトルだけだとわかりませんが、この本は、ディグリー(角度)の観点からサビアンシンボルに触れています。
1度1度の細かな解説はありませんが、360個のサビアンの原文と日本語訳、簡単な象意は網羅されています。
最初から360度を丸暗記していくのは、何の意味もないので、各サインで共通する数字のテーマを読み解きながら、大枠をつかむのにぴったりだなと思います。
ディグリー(角度)ごとに話が進んでいくので、1度のページには、12サインすべての1度のサビアンシンボルがコンパクトにまとまっています。
どうしても、牡羊座1度、2度……30度、よし次は牡牛座の…と行きがちなので、度数を切り口に、一覧になっているのは、初学者にもガイドブックとして優しいつくりなのではないでしょうか。
数字の解釈への理解が深まるので、タロットを勉強している人にもおすすめです。
体系的に数字の知識を学べます。