サビアンシンボルの学習には欠かせない書籍ながら、絶版となりプレミア価格になっていた「サビアン占星術」が2021年6月末に再版されました!!
増販、増刷、復刻、バンザーイ!!!!
おすすめ書籍「愛蔵版サビアン占星術」が再版
松村潔さん著の「サビアン占星術」
360度に1つ1つに象徴を設けたサビアンシンボルについて網羅的に解説されている700ページ超えの辞典のような書籍です。
初版は2004年、『決定版サビアン占星術』として刊行されました。
その後廃版となった後も愛好家の需要は衰えず、プレミア価格で取引。
2016年に、増補改訂した『愛蔵版サビアン占星術』が刊行されました。
しかし再び廃版となり、2020年にはプレミア価格で取り引きされていましたが、2021年6月に再版される運びとなったのです。
タイトルや中身は変わらず、2016年出版された『愛蔵版サビアン占星術』と同じものです。
2016年版は、学研プラスから出版されていました
2021年版は、ワン・パブリッシングからの出版です
サビアンシンボルを学ぼうと思い、ネットやツイッターで検索すると、必ずと言っていいほどおすすめされる『サビアン占星術』。
定価で手に入れる手段がないももの、日本語でここまで詳しく書かれた本は他になく、独学でサビアンに触れたいと思いながら頭を悩ませた人は多いと思います。
再版してくれた株式会社ワン・パブリッシングさん本当にありがとうございます!!!
需要があるといっても、定価5500円(税込)の専門書。
新書などに比べると、取り扱われる部数もきっと少ないでしょう。
興味がある人は、また品切れになる前に購入しておくことをおすすめします。
『サビアン占星術』ってどんなことが書いてあるの?
360話あるドラマのあらすじ
参考書と辞書の間のような分厚い本書。
360個のサビアンシンボルが体系的に解説されています。
サビアンシンボルは、1つ1つのシンボルが独立して存在しているわけではありません。
360度のストーリーがつながっています。
シンボルは互いに連続し、1つの壮大な物語のようになっています。
長大なドラマ(この場合は360回放送になる!!)のたった1回を
見ただけでは何もわからないように、このサビアンシンボルもたった1つだけを
取り出して読んでも正しくは理解できないのです
(『愛蔵版サビアン占星術』より)
そのため、360度の中での位置づけ、サインごとの30度の中での位置づけを意識しながら触れていったほうが全体を理解しやすいと個人的に感じています。
自分のサビアンシンボルを知るだけなら、インターネットでも調べられますが、「360回の長大なドラマ」を堪能するには、やはり通読できる書籍が欠かせません。
『サビアン占星術』では、1つのサインの30度を6つのグループ(5度ずつ)に分類しつつ、1つ1つのシンボルを解説しています。
さらに、円で考えたときに真正面にあたる180度のシンボルや、スクエアになる90度に位置するシンボルのエネルギーが比較されています。
辞書のような使い方はもちろん、はじめは長編小説として楽しむのがおすすめです。
西洋占星術、サビアンシンボルのイントロダクション付き
初めの160ページは、「サビアンシンボルとはなにか」「占星術とは…」というイントロダクションになっているので、「サビアンシンボルは全く初めて」という方でも足を踏み入れやすいのかなと思います。
西洋占星術の中では「中級以上」と称されることも多いサビアン占星術ですが、12サインをだいたい知っていて、占星術の不思議な面白さに興味がある人なら十分楽しめると思います。
(すぐに運勢を占えるようになりたい!という人には当てはまりません)
12サインや天体の擬人化に取り組んでいる人には、オンリーワンの個性を追加する最高のスパイスになりそうです。
(私も、学び始めたきっかけはこれでした↑↑)
サビアンシンボルってどうやって使うの…?
サビアンシンボルの理解を深めたところで、「あれ、これ普段の星読みでどうやって使うの?」と思ったあなた。
『愛蔵版サビアン占星術』にはそのヒントも記されています。
著名人4人のサンプルリーディングが付いていて、組み合わせ方の参考になります。
出生ネイタルの彩りとしてサビアンシンボルを考察したり、新月図、満月図を読む時には、大きなテーマを考える1つのヒントとして参照してみたり…。
占星術のリーディングの世界をさらに楽しむための必携の書になってくれるでしょう。
大型書店に行くと「実用ー占い」の棚に置かれていることが多いので、気になる方は、(また絶版になる前に!!)一度手に取って中身をめくってみてください。