西洋占星術とタロットの世界が好きなフリーアナウンサー、月本しおりです。
コロナ禍で「占い人気が熱い」らしいです。
番組名を忘れてしまったのですが、いつかの夕方のニュースでも「コロナ禍で占い師が急増?!」みたいなタイトルの特集を放送していました。
コロナ以前のものを含め、ここ数年各種サービスをさかんにリリースされています。
「占いブーム」というのは、定期的にやってくるそうで。
不景気だと、心のよりどころや、将来の不安を和らげるための占いブーム。
好景気でも、娯楽に使うお金が増えて、エンタメとしての占いブームになる。
なんて話を聞いたこともあります。
いやどっちもやん(笑)!
って感じですが人は理由をつけたがる生物…。
かつ、占いって好きな人が多いわりに、なかなか公言しづらいというか、
興味があるわりに「胡散臭いと馬鹿にしていい」みたいな世の風潮があると感じることもあるので、こんなものなんでしょう。
ただ、これまでと違うのは「占い師」になる人も急増しているらしいということ。
占ってもらいたい!ではなく、占いたい!(そして小金を稼ぎたい)
副業としての占いは数年前から話題になっていたようですが、各種SNSの普及で
「占い師」を名乗ることのハードルは年々下がっているのは間違いないでしょう。
たとえば、自分のスキルを売る「ココナラ」などでも、占いメニューはめちゃくちゃあります。
ちなみに、2021年5月のきょうココナラで「占い」カテゴリーをみると、
ざっと3万5千件以上のメニューがでてきます(笑)!!
占い師側の技術、リテラシーが大切なのはもちろん。
占いを受ける側、占いを学びたい側も、
ちゃんとした情報・商品を手にするのがけっこう難しい時代だなとつくづく感じます。
特に、最近はネットに誰かがあげている情報をコピペして鑑定している人や、
講座でキーワード集が販売されて(?)相手の太陽や月に合わせて適当に組み合わせる手法などもあるそうで??!!
選択肢が増えるということは、それだけ有象無象が出現しているのです…。
そんな中で、特に「学んでみたい」という人も、無料だからとTwitterやインスタ、その辺のブログ(これもそうだけど)に書いていあることだけで勉強するのはかなり危険だと思います。
その情報は、本当に正しい?
ソース(情報源)は?
誰が書いてるの?
確認するのが、意外とたいへんで魔境です。
ちょこっと入り口をのぞいてみたり、楽しむ分には十分ですが、ちゃんと「学びたい」と思うなら、
信頼できると判断した人の情報や、占いの実績のある運営元の講座、出版された書籍を購入するのがやっぱりおすすめです。
ささっと書いて、ボタン一つで公開されるブログとは(それがブログのよさですが)、情報のまとめかたもチェック体制も、書籍はレベルが違います。
企画から出版まで、大勢の人の目を通した上で書店に並んでいます。
情報の正確さは、圧倒的です。
適当なものを売る人がいて、買ってしまう人がいて、それが当たり前になっていったら、いくらそのうち淘汰されるとはいっても、全体としてプラスになることはないと思います。
占いの世界全体の雰囲気や質を悪くするようなことの片棒を担がないように、学び続けたいと思うのです。
資格がいらず、形がないものを扱うジャンルだからこそ、
売る側も買う側も学ぶ側も抑えるところはしっかり押さえたい所です